いつ終わるの!?AGAの治療期間
2018.11.09
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AGAにお悩みの方の多くが、共通の疑問を持たれています。それは、AGA治療っていつまでやればいいの?という疑問です。髪の毛が生えたらそこで薄毛治療は完了なのか。それは非常に難しいところですよね。今回は、そんな悩ましいAGA治療期間についてお話しします。
AGA治療期間は基本一年
AGAの治療期間は個人差がありますが、原則1年間は治療を継続すべきです。その根拠は人間のヘアサイクルにあります。髪の毛は通常、成長して抜けるまでは通常2年〜5年といわれているのをご存知ですか? AGAの方はこの期間が1年ほどの短期間になってしまっており、髪の毛が成長する前に抜けてしまいます。またそのサイクルが短期間になってしまう部位は前頭部と頭頂部が主であり、それは徐々に広範囲に広がっていきます。従ってその短期間になってしまったヘアサイクルを適切なヘアサイクルに戻すため、そしてヘアサイクルの乱れを進行させないためにAGA治療を行うのです。
- 健康な人のヘアサイクルは2〜5年
- AGAの方の多くが、ヘアサイクルがわずか1年
ヘアサイクルを戻すには!?
AGA治療の代表的な流れは、ミノキシジル内服にて発毛を促進し、フィナステリド内服にて脱毛を減らします。まずフィナステリド内服ですが、これは男性ホルモンが薄毛の原因物質であるDHTに変化するのを抑制し、脱毛を防ぐ効果があります。またミノキシジルは、頭皮の血流を良くし発毛にかかせない毛母細胞に対して豊富な栄養を供給し、発毛を促進します。
穴が空いた桶を想像してください。いわば、その桶に水を流す量を増やすミノキシジル、穴から漏れる水を少なくするのがフィナステリドの役割といえます。
脱毛防止と発毛の二つで薄毛治療
では、本題のAGAの治療完了とは、どのような状態のことをいうのでしょうか。前述した通り、AGAの治療の目標は、ヘアサイクルの健全化であるため、必然的に治療期間は短くとも1年間ほどはかかります。しかし、そこで薬の服用や治療をやめることで、AGAが再発する恐れはないのでしょうか。そうした不安を抱く方は多くいらっしゃいます。
仮に、一年が経過し、薄毛が解消され一年を通してヘアサイクルの改善も確認できたとします。一般的にクリニックでの治療完了は上記であるといえます。ただ一方で、治療でヘアサイクルが良好になったとしても、再度ヘアサイクルが乱れてしまう方もいらっしゃるのも事実です。またその発生も個人差によるので、ご自身の判断していただくことになります。
長期治療が普通?
じゃあ、AGA治療は実質はもっと長期で行うものなの?と思われたかもしれませんが、また再発の兆候が現れてから、治療を再開しても良いわけです。ですので、一年で治療を完了する方も多いです。
まとめ
以上、AGA治療期間をヘアサイクルをもとにお話してきました。これで皆様の不安を解消できれば幸いですし、治療は1年ほどにならざるをえないということもご理解いただけたかと思います。また、実際に治療を始めた際には、繰り返すようですがヘアサイクルの正常化、すなわち治療効果は長い目をみて確かめられるものなので、ゆっくり治していくことを前提に治療に臨まれるのがよいと思います。