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ヒアルロン酸コラム

ヒアルロン酸とコラーゲンの違いは?効果的な美肌ケアを徹底解説

2024.10.04

美肌を保つために欠かせない成分の代表格として知られている「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」。これらの成分にはそれぞれ異なる役割や効果があり、自分の肌の状態や目的に合ったものを選ぶことが大切です。

この記事では、ヒアルロン酸とコラーゲンの違いや、それぞれの美容効果について解説しますので、どちらを選ぶべきかの参考にしてくださいね。

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は、体内に自然に存在する保湿成分で、特に肌や関節、目などの組織に多く含まれています。主に肌の水分を保持し、潤いを保つことで、乾燥や外的刺激から肌を守る役割を担っています。

ヒアルロン酸の最大の特徴は、その優れた保水力です。1gのヒアルロン酸で約6リットルもの水を保持できると言われており、これにより肌のしっとりとした質感を保ち、乾燥から守ることができます。

ヒアルロン酸は美容と健康の両面で非常に重要な成分ですが、30代以降は年々減少していくため、肌の保湿力が低下し、シワやたるみなどの老化現象が現れる原因の1つとなります。

コラーゲンとは

コラーゲンは、たんぱく質の一種で、肌、骨、軟骨など体内の多くの組織に存在します。コラーゲンは約28種類あるとされ、その中でも肌を支えるコラーゲンは、I型、III型、V型の3種と言われています。

肌のコラーゲンは真皮層に網の目状に広がっており、細胞同士を結びつけることで肌の構造を支え、弾力やハリを保つ働きをしています。

さらに、コラーゲンは肌の修復を促進する効果もあり、傷やニキビ跡の回復を助けます。髪や爪の健康にも関わるため、美容全般においても重要な役割を果たしています。

このコラーゲンは20代中頃から徐々に減少していくため、次第に肌は弾力を失い、たるみやシワが目立ちやすくなります。

ヒアルロン酸とコラーゲンの役割の違い

ヒアルロン酸とコラーゲンは、どちらも肌や体の健康を保つために重要な成分ですが、それぞれの役割や効果には大きな違いがあります。ヒアルロン酸とコラーゲンの違いを理解することで、自分に合ったケアを見つけましょう。

美容効果の違い

ヒアルロン酸とコラーゲンの美容効果には、それぞれ異なる特徴があります。

ヒアルロン酸は高い保湿効果を持ち、乾燥肌や小ジワの改善に効果的です。
また、唇や頬などにボリュームを与えたり、ほうれい線を目立たなくするなど、プチ整形としてもよく利用されています。ヒアルロン酸は即効性があるため、短期間で効果実感ができます。

一方、コラーゲンは、肌の弾力やハリを保つ効果があり、特にシワやたるみの改善に役立ちます。肌の内部で細胞を支える役割を果たしているため、長期的な肌質改善に向いています。短期的な効果実感は得にくいですが、継続していくことで、肌の内側から若々しさを取り戻し、肌質の変化を感じることができるでしょう。

このように、ヒアルロン酸は短期的な保湿ケアや乾燥対策、パーツ形成に適しており、コラーゲンは長期間な肌質改善に適しています。

健康効果の違い

美容面に加えて、ヒアルロン酸とコラーゲンは健康面でも重要な役割を果たしています。

ヒアルロン酸は関節の潤滑剤として働き、関節の動きを滑らかにします。関節炎や関節痛の予防や軽減に効果的で、特に高齢者にとって重要な成分です。また、ヒアルロン酸は目の健康にも関わり、目の乾燥を防いで潤いを保つ役割を果たしています。

一方、コラーゲンは、骨や関節、筋肉の健康をサポートし、骨密度の維持や関節の柔軟性を保つために重要です。特に、関節痛の軽減や骨の強化に効果があり、運動機能を維持するために欠かせない成分です。

そのため、ヒアルロン酸やコラーゲンは整形外科でもよく使われています。

ヒアルロン酸とコラーゲン、どちらを選ぶべき?

ヒアルロン酸とコラーゲンは、どちらも肌の健康に欠かせない成分ですが、目的や悩みに応じてどちらを選ぶべきかが異なります。ここでは、それぞれの効果や特徴について詳しく解説します。

得られる効果

コラーゲンは、肌の深層で弾力やハリを保つため、特に加齢によるシワやたるみの改善に効果的です。長期的なケアを行うことで、肌の引き締まりを保ち、若々しい印象を維持します。自然で持続的な効果を求める方に最適です。

一方、ヒアルロン酸は保湿効果に優れ、乾燥による小ジワや肌のかさつきを防ぐ効果があります。特に、乾燥肌に悩んでいる方には、ヒアルロン酸の即効性が非常に有効です。

また、ヒアルロン酸には『しわ』『凹み』『たるみ』『ボリュームアップ』『輪郭形成』『鼻や唇などのパーツ形成』と、顔立ちを整えたりするフィラー(注入治療)としても利用され、プチ整形やリフトアップ効果も期待できます。

効果実感の早さ

ヒアルロン酸は即効性が高く、注入後すぐに肌の潤いやボリュームが感じられることが特徴です。乾燥が気になる箇所や、リフトアップが必要な部位に対して、早く効果を感じたい場合には最適な選択肢です。

一方、コラーゲンの効果は、長期的なケアによって徐々に実感できることが多いです。数ヶ月の継続が必要ですが、肌の内部から改善が期待でき、徐々にハリや弾力アップを得ることができます。

持続期間

ヒアルロン酸注射の効果は製剤や注入部位、個人の体質などによる異なりますが、目安としては半年〜1年ほど持続します。

コラーゲンは肌の状態が整い、効果実感を得るまでやや時間がかかりますが、長期間に渡って効果が続くと考えられます。

いずれも定期的に再注入をすることで、効果を延ばすことができます。

美容クリニックで人気の施術

美容クリニックでは、ヒアルロン酸やコラーゲンを使用した施術が多くの人に支持されています。以下はヘアケアクリニックで人気の施術です。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線や目元のシワ、口周りのたるみなどに効果的です。注射をすることで、肌に潤いとボリュームを与え、シワを目立たなくします。

また、ヒアルロン酸注射は顔の輪郭形成にも使われており、鼻筋や顎のラインを整える目的で利用されることもあります。

施術時間は短く、ダウンタイムも少ないため、仕事やプライベートに影響を与えにくいのも大きなメリットです。効果はヒアルロン酸製剤にもよりますが、およそ6ヶ月〜1年程度持続します。

多くの方はリピーターとなって定期的なメンテナンスを受けることで、効果を長持ちさせています。

ジュベルック

ジュベルック注射は、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた、新しいタイプの注入製剤です。ポリ乳酸がコラーゲン・エラスチン生成を促進することで、肌質を根本から改善します。

主にクレーター肌・ニキビ跡・傷跡の改善、シワや毛穴の治療に効果的です。韓国ではスキンブースターとも呼ばれるジュベルック。自然で健康的な美しい肌を目指す方にオススメです。

ベビーコラーゲン

ベビーコラーゲンは、赤ちゃんの肌に多く含まれるタイプIIIコラーゲンが主成分のヒト胎盤由来コラーゲン製剤です。このベビーコラーゲンを注射することで、肌細胞が活性化し、若返り効果が期待できます。

タイプIIIコラーゲンは、肌の弾力やハリを保つために非常に重要な役割を果たしているのですが、25歳ごろから減少しはじめ、しわ・たるみといった肌の老化が進んでしまう要因の1つと考えられます。

このタイプIIIコラーゲンを補うことで、肌の再生を促し、若々しい肌を取り戻すことができます。特に目の下のクマに効果的です。

まとめ

コラーゲンとヒアルロン酸は、それぞれ異なる役割を持ちながら、どちらも美肌ケアには欠かせない成分です。
コラーゲンは肌の弾力やハリをサポートし、加齢によるシワやたるみを改善する長期的な効果があります。一方、ヒアルロン酸は高い保水力で肌に潤いを与え、即効性のある乾燥肌ケアに効果的です。

美容クリニックで提供されるヒアルロン酸注射やコラーゲン注射は、どちらも安全性が高く、ダウンタイムも短いため、現代の忙しいライフスタイルにも適した人気施術です。

それぞれの特性を理解し、自分の肌の状態や目標に合ったケアを選びましょう。

 

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監修医師


ヘアケアクリニック 六本木院 副院長 / 技術指導医
後藤佳亮医師

名古屋大学医学部卒業・医師免許取得。
卒業後、愛知県にて研修を修了し、関東エリアにて病院勤務。
現在はヘアケアクリニック六本木院の副院長としてヒアルロン酸やボトックスの注入治療全般、肌管理、美肌治療を専門としている。

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