次世代器官再生医療である毛包再生医療に関して
2021.02.10
- AGA
- FAGA
- 薄毛
本日、理科学研究所が次のプレスを発表しました。
毛包再生能力を維持したまま毛包幹細胞を生体外で100倍以上増幅する培養方法を確立し、さらに長期間にわたる周期的な毛包再生に必要な幹細胞集団を明らかにしました。
(理科学研究所「周期的な毛包再生を可能とする上皮性幹細胞の増幅と特定
-毛包器官再生医療への応用とその実現に期待-」より)
引用: https://www.riken.jp/press/2021/20210210_3/
現在、行われているAGAおよびFAGA治療はミノキシジルやフィナステリド、成長因子製剤の内服や皮下注射治療が中心です。幹細胞に関する治療も実施されますが、まだ治療データは少ないのが現状です。
しかし今回、毛髪の自己再生を促す根本治療に関する研究がアップデートされました。
簡潔に内容をまとめますと、
「毛髪を生やす自己細胞を培養し、長期的に定着させる技術ができるかも」
という内容です。
これってすごい技術ですよね。
現在のAGA・FAGA治療は原則的に「今、残っている細胞」を活気付かせて、髪を増やすものなので、限界値というものもあります。
しかし、そこに自前の細胞を植え付け、長期に定着させることができれば、理論上は無限に髪を、しかも自分自身の毛を増やすことも夢ではないのかもしれません。近い未来では、自己の幹細胞を採取し、それを培養し毛髪細胞を育て、それを植えつけて定着させる。そういう毛髪治療が確立されてくるのかもしれません。
これは要チェックですね。
引き続き、最新AGA・FAGA治療ネタがあればレポート致します。
ヘアケアクリニック六本木院
院長